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06/09/2005

炎上の果て

火の粉を撒き散らしながらの大回転で、何とサーカス小屋の方が焼失してしまいました。

オグリンサーカス以前の経緯は存じませんが、とりあえず座長様御疲れ様でした。

今回はwhoisデータベースの登録情報から特定の人物への嫌がらせが行われた訳ですが(6/17 この段落、ここまで追記)whoisデータベースと云うのは「技術的不具合を解決するために相互に連絡を取る」目的のために連絡先を公開している物ですから、それ以外での使用はNGです。独自ドメインを取得すると「取得者の氏名と連絡先(*1)」がデータベース登録されて公開されている訳ですが、近年は「公開情報を元にした嫌がらせ」も発生しており、実名・匿名の議論の中でも度々取り上げられる論点の一つではある様です。

今回の焼失事件もmidnigtpax記者の炎上事件以降(それ以前からも)延々と続く「実名(や他の名前[ペンネームや固定ハンドル含む])」に結びつく情報を「安易に流しては駄目だ」と云う教訓そのものでしか無かった訳ですが、果たして「midnigtpax記者」や「しがない記者」の実名暴きを厳しく批難していた小倉先生は今回の実名暴きを行った連中を諫める発言を・・・・・していないですね新エントリでもコメント欄でも・・・・・、はぁ(ため息)。

確かに自分に批判的な立場の相手がトラブルに巻き込まれている状況は、一方の当事者である小倉先生にとっては溜飲の下がる光景なのかも知れませんが、
>なお、私は、更紗氏に悪戯電話をかけることを肯定しているわけではないのですけど。
先生、先生は明確な否定もしていませんよ?
むしろ「私の支援者もしくは支援者を装う卑怯者が迷惑電話などの行為に至った事が事実であれば、それは違法行為ですので、該当者は然るべき法的な処罰の対象になる事を肝に銘じるべきです」とすべきでは無いですか?

ゲーラボ記事を取り上げた際にも書きましたが、先生は一方の立場に肩入れしすぎて、法律の専門家としてのバランスを著しく欠く言動を示される事が多々あります。また【議論】そのものに不慣れなのか経験が浅いのか不明ですが、自分の都合だけを一方的に押し付けてしまわれるパターンも多い様に見受けられます。だから各所、各場面で自らが発してきた言葉が時に自分自身に刃を向けて返ってくる事になるわけです。

懲りもせずに落合弁護士の所で怪気炎を上げている小倉先生ですが(以下、コメント欄から)

# 謎の現職 『>小倉秀夫先生
先生は誤解されています。先生のエントリの冒頭「自分を攻撃してくる人々がとても卑怯かつ臆病であって……」というノッケからの言葉遣いです。同様のご主旨を主張されるなら、何も第1行目からこんな「卑怯」「臆病」などの罵倒用語を使わないでも、充分先生の真意が伝わるのではないですか。ご見解にはそれなりの識見があるのですから。準備書面で罵倒用語使って懲戒になった例があるのは先生もご存知だと思いますが、そんなつまらない派生問題を抱えたりしないで、ご見解を世に問えばよいのではと思うと残念でなりません。
なお、私は先生の名誉毀損問題には興味ありませんので誤解なさらないでください。』

# 小倉秀夫 『 匿名の陰に隠れて他人を攻撃する内容のコメントを投稿する行為が「coward」(臆病・卑怯)と評価されることは、テキサス大学の Keith Burgess-Jackson助教授の指摘をまつまでもなく、常識ですから、品位を欠くことにもならないと思うのですけど、裁判所の書記官さんたちの感覚だと、あの種の行為にどのような形容詞・形容動詞をあてはめるのでしょうか。なお、slashdot等では、他人を攻撃しなくとも匿名で投稿するだけで「Anonymous Coward」と呼んでいます。』

# 匿名常連 『そうしますと、このブログにコメントを付けている常連様は、私も含めて、全員が、「臆病・卑怯」なのが「常識です」とおっしゃるわけですか?>小倉秀夫さん』

# sato_rue 『 本文と無関係の内容を、延々コメント欄で議論すること自体が常識から外れた行為だと私は思いますけれど。』

# 英語は苦手 『オックスフォードだと、cowardはa person who lacks the courage to do or endure dangerous or unpleasant thingとなっているので、「卑怯」は小倉秀夫さんの使用する意味と異なるように思います。オックスフォードでの意味は、ここぞというときに、あえて勇気をふるって立ち向かうべきなのにそうしない態度をcowardとして、卑怯というのでしょうね。slashdot等のAnonymous Cowardの由来はどうなのでしょう。』

# cyano 『slashdotの「Anonymous Coward」は単に「固定ハンドルではない」という意味でしかありません。slashdotのシステムは、発言の大部分が固定ハンドルであるという前提下で円滑に機能するよう作られていますので、固定ハンドル利用促進圧力として「Anonymous Coward」が採用されました。
もちろんここでいう「固定ハンドル」はいわゆる「実名」ではありません。パスワードで認証される登録メンバーという意味です。』

# 英語誤読 『英語は本当に難しいですね。常に「誤読」の危険があるので。日本語で行こう(なんなんねんw。「英語は苦手」さま、cyano さま、皆様ご教示ありがとうございました(深々オジギ。』

# 臆病匿名 『落合先生のブログは、なんてハイブロウなんだろう!
オックスフォードと聞いて大学の語学の赤点の記憶が……アイタタタw。
ちゃんと辞書引かないで答案を書くとたいてい赤ペンで怒られたなぁ。
自分に都合のいいように適当に訳すなボケ!って主任教授に(遠い目。』

(以上)

もし付け加えるなら
善意のコメンテーターの中には、自分の考えを「常識」と見なしてこれを blog主に押しつけようとする傾向のある方々が少なからずおられるようです。
と、見事に自分自身の投げた刀で自分の身体を切り刻む結果に為ったりしますので御注意を。

結局、議論というのは意見の対立はあったとしても「発言者」としての立場(権利)は等価である事を失念してはいかんのですよ。blog主は自分のblogのコメント欄で特定発言者の発言を削除したりできますので、ややもすると独善的に振る舞ってしまいがちです。それが第三者の目から見てどう映るのかに思い至らず。

中井亀之助( 吉田 望)氏の記事を紹介して、今回の記事は終了と致します。小倉先生が匿名を敵視する考えに至った根幹への考察は妙に納得できてしまいました。これだと「匿名排除の法規制化」を延々唱え続けていても無理からぬ所かと思います(*2)。

*1:住所までは公開されていなかった気がしますが電話番号などは公開されていた気がします(未確認)
16:00訂正
日本レジストリサービス社のここを見ますと
- 登録ドメイン名
- レジストラ名
- 登録ドメイン名のプライマリおよびセカンダリネームサーバ
- ドメイン名の登録年月日
- ドメイン名の有効期限
- ドメイン名登録者の名前および住所
- 技術的な連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
- 登録に関する連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
と、住所なども含まれているようです@whois情報
ただし、同じページに在る「4. Whoisに関する世界の状況」を見るに、やはり個人情報保護の観点からwhois公開情報も公開内容などの見直し機運が高まっていると云えそうですね。
また、「Whois情報の正確性の向上」の項目を見るに、ICANN認定レジストラ以外の者が情報の不一致を根拠に特定ドメイン取得者のwhois情報を使って直接コンタクトを行おうとする行為は「目的外使用」の疑いは免れないと思います(不一致が在るならICANN認定レジストラに報告すれば済む話)。

*2:ファイルローグ裁判に関しては、(被告=小倉弁護士側の)そもそもの法的争点の設定からして間違っていたのではないか?との指摘を行っているブログ記事も何処かにあった覚えが・・・・。思い出せたらリンクしておきますありました。→ 法的に個人情報トレースシステムが非現実的だと考えるブログ第四回ファイルローグ事件の嘘?前編
18:45 : もみ。様、情報提供ありがとうございました。

6/16 【追記】
小倉弁護士vs更紗氏 激動の34時間を検証する:ITスキルもアレですが、やはり小倉弁護士の二重基準が浮き彫りになった事が大きいですね。

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Comments

*2
http://plaza.rakuten.co.jp/ookitatemivic/diary/200503090000/
もしかしてコレですか?
違ってましたら申し訳ありません。

Posted by: もみ。 | 06/09/2005 17:23

もみ。様
ありがとうございます。多分その記事だと思います。

サスケット氏の本館の方でしたか。
全然見当違いの方面を探しておりました。

Posted by: 魔窟 | 06/09/2005 18:44

>サスケット氏の本館の方でしたか。
本館じゃなかった、旧館 _no

Posted by: 魔窟 | 06/14/2005 21:54

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